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《聖ルドビコ茨木(ルドビコ白衣)》

制作年
1958年-1962年
サイズ
51.5×36cm
素材
木炭・紙

作家について

撮影・片山攝三/写真原板所蔵・日本写真保存センター

(1912年-2002年)
戦後日本の具象彫刻を牽引した彫刻家。また、優れたエッセイストとしても知られる。盛岡中学校を病気療養のため休学中に兄より与えられた高村光太郎訳『ロダンの言葉』に感銘を受け、やがて彫刻家の道を志す。1934(昭和9)年、東京美術学校(現・東京芸術大学)彫刻科塑造部に入学。同級生に佐藤忠良、昆野恒、井出則雄らがおり、特に佐藤は生涯にわたって良き友人、ライバルとなる。1939(昭和14)年、新制作派協会彫刻部の創立に参加。会員となり、以後生涯にわたり新制作展(当時は新制作派協会展)に出品。1950年、長男の死去を契機に家族で洗礼を受けクリスチャンとなる。1967年、東京芸術大学教授に就任(80年退官、86年名誉教授)。1981年、多摩美術大学教授に就任(83年退官)。1987年に脳梗塞で倒れ右半身不随となるも入院中から左手によるデッサンを試み、翌年からは左手による彫刻制作を開始。2002年、日本二十六聖人の殉教日にあたる2月5日に多臓器不全のため死去。長崎に縁の深い主題を持つ《長崎26殉教者記念像》(1962年)、《原の城》(1971年)は舟越の代表作として名高い。主な受賞等に第5回高村光太郎賞(1962年)、第3回中原悌二郎賞(1972年)、第31回日本エッセイストクラブ賞(1983年)、文化功労者(1999年)ほか。次男の桂、三男の直木も彫刻家として活躍中。

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