（池野巖　1926年-1990年）
昭和元年(1926)、長崎市古川町に生まれる。1943年、長崎市立商業学校卒業。1945年、広島太田川にて､負傷者および遺体の収容を行う。1952年、「16人会展」を結成（〜1954年）。1953年、絵の勉強のため上京。1953～57年、矢上中学校で教鞭を執る。1957年、絵画教室を開く。1964年、「長崎平和美術展」を主唱し、以降12回展まで同展を開催。1965～74年、長崎造船大学付属高等学校で非常勤講師を務める。1967年、「蒼炎」を結成。1979年には「ながさき平和8･9展」を提唱。1970年代以降は中里嘉昭、佐多稲子の著作など､書籍の表紙絵･挿絵などを多数手がけた。また1985年に長崎市に設置された佐多稲子の文学碑をデザインしている。